昨日の夜の事、娘が外出から帰宅しました。「あのね~」ってお願いモードなので、何かなと聞いていたらお金の話でした。
明日28日から仕事が決まってほっと一安心の本人ですが、なんせ月払い。お金が入るのは5月末になるわけです。今払うお金もない。本当に大変だったんでしょう。
でも娘がいったん仕事を辞めてから、月々必要なお金は払っていました。健康保険料、年金保険料、携帯代、ローン(エステで働いていた時に仕事上どうしても必要だったようだ)など。
病気だから仕方ないし、当分出してあげるかな・・と思っていました。元気になって働いてくれればそれでOKって。
本人は仕事を4月前から探していて、それでも不況ですから思ったような仕事もなくて、今日に至った次第でした。週払いを探していたが(毎週お金が入る)それはなくて、月払いを探してようやく見つかった・・そんな経過でした。
でも昨日はお金の話が出た時に「自立せないかんわ」と強く言ってしまった。どうしてこの子は貯金を少しずつでもしてこなかったのか、どうして何回も仕事を変わるのか・・との潜在意識が出たのかもしれません。
借りたら、本人はどれだけかかっても少しずつ返すと言っている。もし必要ならかけもちでも仕事をすると言っている。その娘を追い詰めてどうする・・だったのです。
今はしっかり脛をかじるんだね・・と大船に乗ったつもりで親はどーんとかまえてあげなきゃいけない。
そんな気まずい雰囲気の中で、私も寝てしまったのですが、後味が悪かったんですね。
兄も弟も順当な人生を歩んでいる中で、娘はなかなかまっすぐに歩めない。でもそれを一番感じているのは娘です。それを追い込んでも何も始まらないわけです。
私たち両親が応援せずに誰が味方になるわけ・・。
朝眠っている娘に手紙を書きました。本当に申し訳なかった、言いすぎたなって思うので。
「昨日はお金の件で言い過ぎたと思っています。就職口が見つからず一番つらいはずの人に追いうちをかけるように「自立」をふりかざしたのですから。
毎月5万円以上出て行くのが大変だなーと思っていた本音が、言葉にとげとなって出てしまったのかもしれない。
よくよく考えれば、病気治療し就職が決まるまで復活したあなたは偉いと思う。だから月払いで不安の5月分のところまで、だしてあげましょう。仕事の掛け持ちはやめときゃあ。体が一番大事です。せっかく治った体をまたこわしては元も子もありません。
いかんな~人の痛みが分かる人になりたいと福祉の仕事にはいったのに、こどもの気持ち、痛みもわからなくなっていましたね、ごめんね。明日から無理せず働いてください。一人おちこぼれがいてもOKです。応援しています。」
最後に茨城のり子さんの「落ちこぼれ」の詩です。落ちこぼれほど、人間らしさを、優しさを持っているのではないかと思います。
落ちこぼれ 茨木のり子

落ちこぼれ
和菓子の名につけたいようなやさしさ
落ちこぼれ
今は自嘲や出来そこないの謂
落ちこぼれないための
ばかばかしくも切ない修業
落ちこぼれこそ
魅力も風合いも薫るのに
落ちこぼれの実
いっぱい包容できるのが豊かな大地
それならお前が落ちこぼれろ
はい 女としてとっくに落ちこぼれ
落ちこぼれずに旨げに成って
むざむざ食われてなるものか
落ちこぼれ
結果ではなく
落ちこぼれ
華々しい意思であれ
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